believebelieve
"believe"の基本概念は、"to feel sure"。つまり、ある事柄が本当だと思う、ということです。同じ「思う」でも、"think"は"mind"や"reasoning",つまり、頭で考えること。これに対して、"believe"は"feeling",つまり、感覚的なものです。例えば、服のサイズを聞かれた時に「たぶん9だと思います」と言う場合、頭で考えることではなくて「そのくらいの感じ」ということなので、"Size nine,I think."ではなく、"Size nine,I believe."と言います。

また、"believe"と"trust"の違いは、"believe"が相手の言うことを"real, true"と受け取るのに対して、"trust"は相手に"faith"を持つことです。"believe in"となると、"trust"の意味になります。

Don't worry.I believe you.
心配するな。君の言うことを信じるよ。
このように"believe somebody"となると、"to feel sure that somebody is telling the truth"「〜の言うことを信じる」という意味になります。


Do you believe in God?
あなたは神様を信じますか?
この場合、"believe in〜"は"feel sure of the existence of〜",つまり「〜の存在を信じる」という意味です。もちろん、「神様の存在を信じる」ということは「神様を信じる」ということになりますね。


When a husband and wife don't believe in each other,that is the end.
夫婦がお互い信じられなくなったら、おしまいだ。
"believe in〜"は、ここでは"trust"や"have faith in",つまり「信頼する」という意味で使われています。「夫婦間の信頼」は、「相手の言うこと」だけでなく「相手自身」を信用する事なので、"believe in"が用いられるわけです。


I believe more in diet than in drugs.
薬より食事療法の方が効くと信じている。
ここでは、"believe in〜"は"trust"という意味から、存在自体の問題だけではなく、よしあしの問題に発展しています。つまり、「これはいい!」と信じている、という感じです。


I don't believe in mass education when it comes to languages.
語学に関しては、多人数での教育は効果的だとは思わない。
この場合も、"believe in〜"は4と同じように"trust"の意味から、よしあしを述べる意味で使われています。この文では教育の話なので、"I don't believe in〜"は日本語で言えば「効果的でない」や「意味がない」といった表現が適当ですね。


Believe it or not,Tom is 70 years old.
信じられないかもしれないけど、トムは70歳なんだよ。
"believe it or not"は、"whether you believe it or not"(信じても信じなくても)ということで、信じがたいことを言うときに強調するために使われます。日本語で言えば、「信じられないかもしれないけど」や「驚くなかれ」と言った表現になるでしょうか。


Oh,my God!I don't believe this.
えっ!うそでしょ!
この"I don't believe this."は、驚きを表します。直訳すると「私はそんなことは信じません」となりますが、日本語で言う「うそでしょ!」というような意味で、口語でよく"I don't believe this."と表現します。


When I saw the sight,I couldn't believe my eyes.
その光景を見た時、私は自分の目を疑った。
ここでは"believe"は「信用する、信頼する」という意味で使われています。"I can't believe my eyes"は、「自分の目が信じられない」、「何かを見て非常に驚く」ということです。日本語でよく言う「自分の目を疑う」という表現がピッタリです。


When I heard him play the piano,I couldn't believe my ears.
彼のピアノを聞いて、私は自分の目を疑った。
8の"I can't believe my eyes"は、「目で見て驚く」という意味でした。ここでは、目でなく「耳で何かを聞いて驚く」という意味です。これも、日本語で言うと「自分の耳を疑う」という表現になりますね。


Believe me, this is the right way.
大丈夫。この道でいいんだから。
「こっちだよ」と言うのに、「えーっ、そう?」と、あまり信用されていない時に、このように"Believe me."と言うわけです。「私の言うことを信用して」という意味です。つまり、前後に言っていることを強調する意味で使われています。


This is the best thing you can find.You'd better believe it.
これは、もう最高の品物です。本当ですよ。
何かを買おうとしている時に、店の人がセールストークで、よくこんなことを言ってますね。"You'd better believe it."は、やはり「強調」の意味で使われています。日本語にすれば、「本当ですよ」という感じです。また、特に訳さないで、「もう最高の品物なんですから」とい
Let's make believe that we are creatures from outer space.
みんな宇宙人になったつもりで。
"make believe"は、"pretend"(〜のふりをする)という意味です。「本当だと思うようにする」から、"pretend"という意味になるわけです。



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