speakspeak
"speak"の基本概念は、"to say words"で、「言葉を言う」ということです。基本的にはtalkと同じですが、言語能力を述べる場合は"speak"しか用いられません。つまり、"Do you speak English ?"と言いますが、"Do you talk English ?"とは言いません。

また、"speak"は、"talk"より内容のある話をする意味があるので、"speak"一言で、「スピーチをする」「大切なことを話す」という意味になります。

Speak clear.
はっきり話しなさい。
「口の中でブツブツ言っていないで、はっきりと聞き取れるように話しなさい」ということです。"speak clearly."と同じことです。この場合は"clear"と言うこともできることを覚えておきましょう。


Actions speak louder than words.
行いは言葉より雄弁である。
ここでは、"speak"は、「ものを言う、効果がある」という意味です。つまり、この文は、「口で何度言ってもだめ、実際に行動で示しなさい」ということです。


Who is going to speak tonight?
今夜の公演は誰ですか?
ここでは"speak"は、「講演する、演説する」という意味で使われています。


Her smile spoke love.
彼女の微笑みは愛を語っていた。
このように"speak〜"と他動詞で、「〜を表現する」という意味になります。顔や目などが気持ち、感動を伝える時に用いられます。


Oh,speak of the devil. Hi,Jane,we were just talking about you.
あ、うわさをすれば影。ジェーン、今君のことを話していたところだよ。
"speak of the devil"は、成句で、ちょうどその人のことを話している時にその人が登場することです。日本語の「うわさをすれば影」に当たります。ただし、英語では、目の前に現れても、電話がかかってきて声を聞いただけでも、このように言います。


If you don't like this,speak up and say so.
もしこれがいやなら、思い切ってはっきりそう言いなさい。
"speak up"は、「遠慮なく、思い切って自分の考えをはっきりと言う」という意味です。"speak out"と言っても同じことです。


The figures speak for themselves.You don't have to comment.
数字を見ればわかることだ。コメントする必要はないよ。
"speak for oneself"は、「(物事が)自ら証する」つまり、自明の理で、物事が自ら物語る、ということです。例えば、この文のように「数字が物語る」のは、「100万人もの大勢の人」などと言う場合です。「100万人」と聞けば「大勢」なのは当たり前なので、わざわざ「大勢の人
I'm not good at speaking off the cuff.
私は即興で話すのが苦手だ。
"speak off the cuff"は、"speak without preparing ahead of time what you will say"「前もって話すことを準備せず、即興で話す」という意味です。


He is soft-spoken,easy-to-go-along person.
彼は物腰の柔らかな、気楽につき合っていけそうな人だ。
"soft-spoken person"は、"a person who speak softly"「(ぎすぎすした話し方でなく)柔らかい口調の人」のことです。「物腰の柔らかな人」という表現がピッタリです。


He is always neatly-dressed.That speak well for him.
あいつはいつもきちんとした格好をしているけど、ずいぶんそれで得をしているよ。
"speak well for 〜"は、"give a good impression of 〜"「いい印象を与える」という意味です。つまり、ここでは、いつもきちんとした格好をしていることが、その人にとっていい評判となっているということです。


He spoke against the proposal at the meeting.
彼は会議で、その提案に対する反対論を述べた。
"speak against 〜"は、「〜に反対する、反対論を述べる」という意味です。これに対して、「賛成する、賛成論を述べる」は、"speak for 〜"となります。


If I'm speaking out of turn,but you did the wrong thing.
さしでがましいかもしれないが、君のやったことは間違っている。
"speak out of turn"は、もともとは「自分の順番でない時に話す」ことで、"if I'm speaking out of turn"は、「自分が話す立場ではないが」「さしでがましいが」という意味になります。


The card speaks volumes for her love.
そのカードで、彼女の愛の強さがよくわかる。
"speak volumes for 〜"は、「多くのことを言う、十分証明する」という意味です。



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